厄年だけではありませんよ!方位除け

誰もが属する九星

安倍晴明で有名な陰陽道では、人は生まれに応じて

  • 一白水星
  • 二黒土星
  • 三碧木星
  • 四緑木星
  • 五黄土星
  • 六白金星
  • 七赤金星
  • 八白土星
  • 九紫火星

の9つの属性に当てはめられます。

これらを九星と呼び、自分の属する星を本命星といいます。ちなみに九星の木、火、土、金、水は、自然界を構成する5つの要素で、これらが循環することで万物が生まれると考える陰陽五行説によるものです。

これらは、天体の木星や火星などとは無関係です。

この九星を、八方と方位に属さない中央にそれぞれ配置して、その年の位置によって運勢を占います。この配置は1年ごとに巡り、9年で1巡するようになっています。

特に注意しなければならないのは、中央に位置する八方塞がりで、そのほかに北東の鬼門、南西の裏鬼門、、北の凶方です。この位置に本命星が配置した年には、方位除けをするとよいでしょう。

その年の方位は神社に掲示されている場合もありますし、神社に問い合わせをすれば教えてくれます。

注意すべき方位

中央の八方塞がりは、すべての方角が塞がれた状態で、どの方位に事を起こしてもうまくいかない年とされます。

北東は鬼門と呼ばれ、鬼が出入りする方角とされ、運気が衰えます。怪我や病気に注意が必要な年です。

反対方向の南西は裏鬼門と呼ばれ、鬼門同様不安定な方位とされます。

北方は運気が停滞する方位で、様々な困難に見舞われる年とされます。

特に八方塞がりの年は方位除けをするとよいでしょう。方位除けは一年を通して受けることができますが、正月から節分までに行うのが一般的です。

方位学は奥が深く、様々な流派があります。神社でも独自に「暦」を発行している場合もあります。暦には年間の吉凶だけでなく、月単位、1日単位で九星の運勢が記されています。

方位盤(2016年)

一白六白八白
九紫二黒四緑西
五黄七赤三碧